思い出

晦日、近所に買い物に行く途中にあるCDショップの前を通りかかったところ、店内ががらんとなっていてドアのところに「25年間ありがとうございました」という閉店のお知らせが貼られていました。
そこは自分が生まれて初めてCDを買った店で、高校の頃、毎週のように通っていた店です。当時は今のようにインターネットとかも発達していなかったため、お店で作った、その月に発売されるタイトル一覧が載ったチラシを上から下まで目を通して、情報を得たりしていました。レジの中にはいつも仲良さそうに夫婦で立っていて、そのお店で何十枚CDを買ったかわかりません。
貼り紙にも書いてあったように、今はCDが売れない時代になっていて経営も大変だったようです。時間が流れた分、歳もとってしまったようです。しばらく人気のない店内を眺めたあと、少し感傷的な気分になりながら、年の瀬の町を歩きました。あの頃はいろいろとお世話になりました。