野茂、日米200勝達成

プロ入り当時、いろいろな人から顔が似ていると言われたりして勝手に親近感を抱いたりしていましたがw、あれから早16年。日米をまたにかけての200勝の価値は一言では言い表せません。日本にいた頃は三振をとりまくり、2桁奪三振の回数が話題になったりもしました。確か最初の頃は「ミスターK」と書いている新聞もあって、そのうち「ミスターK」ではなく「ドクターK」が正しい、とかいう話があったような気もします。もちろんメジャーが今みたいに身近になるずっと前の話です。
野茂といえばトルネード投法ですが、これって確か球団がネーミングを公募したんですよね。ある日新聞を見たら「トルネード」とか書いてあって、初めて耳にする単語の響きに何となく違和感を感じたのを覚えています。
野茂で記憶に残る試合といえば、2度のノーヒットノーランなど数え上げればキリがないですが、その中で個人的に記憶に残っているのは、92年7月10日の西武戦ですね。丁度家でテレビで観ていたのですが、面白いぐらいに全くストライクが入らなくて、気がつけば4回2/3で降板するまでフォアボールを14個も与えてましたw
まあ、これだけだと、ただのノーコンピッチャーですが、約2年後の94年7月1日(またも西武戦)には16与四球で何と完投勝利という珍記録を達成しています。200勝の中にはこの1勝も含まれているわけですねw この頃の野茂は三振か四球というような、ある種パ・リーグの野球特有の豪快さがありました。
近年はさすがに奪三振の数も減ってしまいましたが、円熟というかプロとして、先発ピッチャーとしての役割を果たそうとしているように感じます。文字で書いてしまうと陳腐ですが、ホントにこういうピッチャーは2度と現れないと思いますね。