買い物

ここ数年、大晦日の恒例になっている買い物へ。
といっても別に特別なものを買うわけではなく、散歩がてら町の移り変わりを確認しながら
近所のスーパーをただハシゴするというだけのことですがw
まあ、微々たる物ですが、地元に戻ったときは
できるだけ近所でお金を使うようにしてます。


そういうわけで店を回りながら、正月に必要そうなものなどを買っていく。
その途中、近所のサティへ。
ここは子供の頃、まだニチイという名前だった頃(懐かしい響きだ…)
親に連れられて、屋上のウルトラマンショーなどに行った記憶があります。
建物はだいぶキレイになりましたが、基本的には作りはあまり変わってなく
中に入ると一気に子供の頃の気持ちに戻ってしまいます。
そんな中、小さな姉弟が仲良くおもちゃコーナーにいる姿なんかを見ると
もう2度とは戻らない、自分の子供の頃の姿がそこに重なり
微笑ましい気分になると同時に、いろんな思い出が一気にどっと押し寄せて来て
何だか不意に涙が出そうな気分になってしまいます。


今は全国各地で、スーパーやデパートが
次々と閉店になって取り壊されたりしてますが
その近所で生まれ育った人にとっては、単に不便になってしまうだけではなく
大切な思い出の場所がなくなってしまうわけですよね。
たとえ同じ場所に新しくキレイな建物が建ったとしても
子供の頃に握り締めたボロい階段の手すりが、たまらなく懐かしくなったりするでしょう。


そんなことを考えていると、もう時刻はすっかり夕方に。
晦日の夕暮れを遠くに眺めながら
荷物を下げて、家族の待つ家へと急いだのでした。