歴史ある駅舎が一夜で…下関駅全焼、犯人は74歳放火常習犯

友達との新年会が終わり、ふと携帯を見たら地元にいる姉からメールが。
そのメールでこのニュースを知りました。
最初は「駅が全焼してしまう」という事態がよく理解できなかったのですが
家に帰ってニュースを観たところ、ホントに全てが燃えてしまっていて少し呆然となりました。
都会と違ってJR以外の私鉄がないため、市内は代替バスが乗客を必死で運んでいる状態らしいです。


もちろん地元で一番大きい駅なのでよく知っているし、一時期は毎日のように利用してました。
戦前の建物ということで、確かにボロい感じはしていましたし
実際、かなり老朽化も進み、建て替えの話も出始めていたようです。
あまり掘り返したくはないですが、数年前には凄惨な事件の現場ともなってしまいました。
とはいえ、どこかの知らない放火魔のジジイに腹いせに火をつけられ
全てが灰燼と帰してしまったと思うと、やっぱり腹立たしい気持ちにはなりますね。


自分なんか限られた期間利用しただけだし、ことさら「思い出の駅」にするつもりはありませんが
それでも思い返せば、下関駅についていくつかの思い出があります。
ずっと探していたレアなCDを、駅構内の中古販売で偶然見つけたときは嬉しかったし
普段は絶対そんなことをしないクールな友人が、ある日の飲み会の帰りに
少し感傷的になった様子で、別れ際に握手を求めてきて驚いたこともありました。
そして、駅前で昔の友人と飲むときには、待ち合わせは決まって駅構内の水槽前でした。

ただ、自分なんかより遥かに思い入れの深い人たちもたくさんいただろうし
そういう人たちにとっては、慣れ親しんだ駅との突然の別れとなってしまったわけで
ホントに気の毒だと思います。


そのうち新しい駅ができるでしょうが
その駅がまた市民みんなの思い出の駅となればいいなと思います。