アジアラウンド総評

韓国vsチャイニーズタイペイ戦が、あわやという感じでしたが
それ以外は大きな波乱もなく、まあ順当な結果になったんじゃないかと思います。
1位通過を目指した日本としては残念でしたが
まあ、負けたのが1次でよかったというのは
単なる負け惜しみだけじゃなくて、事実は事実。
2次での負けこそ、ホントに言い訳の聞かないものになります。


それにしても、イチローは不調でしたねw
ライナー性の当たりが野手の正面をついたりする不運はありましたが
全体的にイチローらしい打球が少なかった感じ。
守備でも、韓国戦の5回にいわゆる「レーザービーム」が決まらなかったりと
攻守ともにちょっと精彩を欠く感じでした。


2番の西岡が絶好調だっただけに
イチローじゃなければ、おそらく代えられていたでしょう。
金城、青木など、他にも俊足巧打のバッターはいるし。
まあ、このまま終わる選手じゃないでしょうし
「地元」アメリカでは、どう修正してくるのか期待。


西岡といえば、バッティングは文句ないですが
韓国戦でのバント失敗がちょっと気になりました。
あまり普段、ロッテの試合を観たことないので何ともいえないですが
作られたスイッチヒッターだし、送りバントはあまり上手くないんじゃないかなと。
アジアラウンドではイチローが不調で出塁も少なかったですが
たとえば初回にイチローが出塁した場合など、バントが決められるのかどうか。
終盤なら代打・宮本なども選択肢として考えないといけないでしょう。


あと、福留、岩村も実力からすれば、正直ちょっと物足りないですね。
今江や青木を控えに回してまでスタメンで使っているんだし
もう少し頑張って欲しいなという気もします。


投手陣については、上原、松坂、渡辺の先発3人とも
本調子とは遠い感じだったのが少し気がかり。
WBC公式球が合わないのか、松坂、渡辺にはすっぽ抜けもあったし。
ただ、何度も言いますが、大事なのは2次リーグ以降。
これで気を引き締め、悪い点を修正することができるのなら
1次の不調も決して無駄ではなかった、むしろよかったと言えるようになります。


抑えとしては、韓国戦で打たれた石井の調子が上がってくるのかどうか。
ただ、韓国戦を観る限り、140キロぐらいしか出てないし
このまま調子が上がって来ない場合は、杉内などを終盤で使うことも
検討しないといけないですね。
それに対して、藤川、大塚はいい感じでした。


いずれにしても、数日後にはいよいよ2次リーグ開幕。
「2位通過だと初戦がデーゲームに」と何度も言われてましたが
デーゲームっていっても、時間見てみたら16:00試合開始とかなので
それならデーゲーム登板経験が少ない上原でも、そんなに問題ないような。


アメリカが取りこぼさない限り、おそらく初戦の相手はカナダかメキシコ。
何とか初戦を取って、2戦目のアメリカ戦、3戦目の韓国戦へと繋げたいですね。
個人的には渡辺はアメリカ戦に回して、松坂を韓国戦にぶつけた方がいいと思います。