準決勝展望

WBCには球数制限に絡んだ以下のような規則があります。

50球以上投げた場合は中4日、30球以上50球未満は中1日、
30球未満は連投できるが、連投した場合は中1日、それぞれ登板間隔を空けなければならない

なので、昨日投げた渡辺、パク・チャンホの登板はもちろん
15日のメキシコ戦で投げた松坂の投入も多分ダメ。
上原、清水、和田あたりで継投をすることになるでしょう。


打者では、ここまで19打数2安打、打率.105の福留はさすがにもう外すべき。
2安打といっても、中国戦でのホームランと、あと内野安打が1本だけですし。
選手としての実力はもちろん、国際経験豊富なのもわかりますが
元々1度は断りながら、松井の辞退で再度要請が来て代表入りしたという経緯もあり
果たして十分な準備ができていたのかどうか。
そろそろ、青木、和田、金城の誰かを起用する時期に来ていると思います。


サードは岩村が無理なら、今江でしょうか。
韓国戦ではバッティングも守備もダメな感じでしたが
2005年の日本シリーズでMVPを獲ったように
短期決戦では何をやってくれるかわからない部分に期待できます。
チームメイトの西岡の大活躍に「俺も」という気持ちもあるでしょうし。


松中は、ここまで打率こそ4割を超えてますが
ホームラン0、打点2というのは、4番としては少し寂しい感じもしますね。
何もイ・スンヨプみたいな大爆発を求めはしませんが
日本チームにイマイチ勢いが出ないのは、そのあたりにも原因があるんじゃないかと。
ただ、こんなに打点が少ないのは、2番西岡が好調なのと3番福留が不調なのも影響あると思いますが。


あと、多村の調子が少し落ちてきている感じなので
代わりに、好調な里崎の打順を上げてもいいかも。


ただ、一番の心配はやっぱり中継ぎ陣ですね。
日本のここまでの敗戦(アメリカ戦1敗、韓国戦2敗)は
いずれも8回以降に取られた点が決勝点となったものだし。
そのうち、中継ぎエースと期待された藤川が2度も救援失敗。
でも、ここまでの王采配を見る限りでは
多分また同じような場面になれば、迷わず藤川を出すような気がしますが(割と頑固w)


逆に、石井の代わりに急遽呼び寄せた馬原、台湾戦で打ち込まれた小林宏
ここまでまだ登板機会のない久保田などは、ちょっと使いづらいですね。
上原、清水がよければ、いけるところまで行ってもらってもいいかも知れません。


さあ、いよいよ準決勝は、日本時間で19日(日)の12:00から。
今度こそ、どっちか一方が敗退となるサバイバルゲームです。