PRIDE 男祭り 2005 頂−ITADAKI−

▽PRIDEスペシャル・チャレンジマッチ ×金子賢 4分14秒 腕ひしぎ逆十字固め チャ−ルズ・“クレイジー・ホース”・ベネット○

負けこそしましたが、金子賢は思ったよりも全然いい感じで
決して芸能人が軽い気分でやっている感じではなかったです。
その証拠に試合後は会場から暖かい拍手が起きていました。
ただ、観た感じ寝技オンリーという感じなので、もっと打撃を磨く必要がありそうですね。

▽第4試合 ○エメリヤーエンコ・アレキサンダー 1回8分45秒 裸絞め パウエル・ナツラ× 

アレキサンダーは、一時はミルコにあっさり敗れたりしてましたが、ここのところいい感じ。
今年あたりブレイクする予感。そうなると夢の兄弟対決も…。

▽第5試合 ○エメリヤーエンコ・ヒョードル  1回26秒 KO ズール× 

「もしかしたら」とちょっと思わせるカードでしたが、見事に順当な結果でしたw
まあ、ズールもノゲイラあたりとなら、いい試合になりそうですが(サップみたいに)
いかんせん相手が悪かったですね。

▽第6試合 ○ダン・ヘンダーソン 判定 ムリーロ・ブスタマンチ× 

ウェルター級チャンピオンを決める戦いなのに地味な扱い。そして地味な結果w
それでも一時は「シウバを倒せる男」として期待もされたヘンダーソン
本来の階級であるウェルター級で見事チャンピオンとなりました。

▽第7試合 ○五味隆典 1回3分56秒 KO 桜井“マッハ”速人× 

ここのところ復調してきたマッハも、今の五味の勢いには敵わず。
現在一番熾烈な階級といっても過言ではないライト級で、五味がチャンピオンに輝きました。
ミドル級のシウバ、ライト級の五味を誰が止めるかが、今年の見所ですね。

▽第8試合 ○桜庭和志 9分39秒 TKO 美濃輪育久× 

少し前までは「知る人ぞ知る変人」でしたが
最近はTVでの「ヘブン」発言や妙な特訓の数々で、「誰もが知る変人」となった美濃輪w
桜庭初の日本人対決となりましたが、ある意味、順当に桜庭勝利。
それでも、田村対戦拒否のピンチを救った美濃輪の功績は大きかったと思います。
今年は、いよいよ桜庭のブラジル修行の真の成果が見られる年となりそうです。

▽第9試合 ×ミルコ・クロコップ  判定 マーク・ハント

明らかに体を絞ってきたハントと、明らかにやりにくそうなミルコ。
他のファイターなら間違いなく倒れているであろうハイキックを入れても
何事もなかったかのように、すぐに殴り返されてはミルコに打つ手なしw
今年は本気になったハントが3強に割って入りそうですね。
ヒョードルを倒せるのは、この男しかいない?

第10試合 ○ヴァンダレイ・シウバ 判定 ヒカルド・アローナ×  

桜庭相手のダークな試合っぷりから完全ヒールのアローナw
それに対して会場からは大シウバコール。
その期待通りの結果になり盛り上がりましたが、ほぼ互角といった感じでしたね。
それでもシウバにとっては、計り知れない大きな意味を持つ勝利だったと思います。
今年はショーグンとの同門対決があるのかどうか注目です。

▽第11試合 ○吉田秀彦 6分4秒 腕ひしぎ逆十字固め 小川直也× 

小川の入場シーン(橋本のテーマ曲、白鉢巻姿)には胸が熱くなりましたが
やっぱり実力的には吉田の方が一枚上といった感じ。
ただ、ドラマという意味では、これだけスケールの大きいドラマはなかなかないですよね。
試合後、確執を乗り越え、抱き合った姿は清々しかったですが
だからといって、決してこれで仲良くなったわけではないと思いますw